jokogumo note

[もののはなし]

桜のパン皿、桜の木皿。

桜のパン皿、桜の木皿。

新しくなる前のウェブショップには掲載していたのですが、ようやく新しいホームページにも桜のパン皿が仲間入りしました。写真もいろいろ増やすことができ、前よりもわかりやすくなったように思います。

桜のパン皿は、jokogumoのラインナップの中にトーストにいい木皿が欲しくて栃木の高塚和則さんに相談して作ってもらったものでした。角食パンにぴったりのサイズで、ほんの少し深さがあって、置いたトーストの真ん中が浮くくらい。細かすぎず、ちょうどいい具合の削り跡で雰囲気よく。

木の素朴さが野暮ったくならないよう、外側のカーブはすっきりとしたラインで裏から見てもかっこよく。かといってエッジが立ちすぎないように。試作で作ってもらい届いたものを確認して、何度もやりとりして辿り着いた形です。

ただ当時に比べると高塚さんも非常にお忙しく、工房として制作するものが増えてきたこともあって正直このところ定番のパン皿も多少ニュアンスが異なる仕上がりで届くこともありました。ずっと気になっていたのだけど、今回新しくこのページを作るにあたり軌道修正。最初の、私が好きだったパン皿です。

ものづくりも、店も、なんでもそうだけど、いろいろな時期、状況があって変化するもの。変化は受け止め、許容しつつも、こだわるところはやっぱり妥協しないでやっていきたいですね。

ちなみに今回写真を撮りなおしていてびっくりしたのは、経年変化!

plate20-01.jpg

新しいパン皿と私がずっと使っているもの。並べるとこの違いです。ずいぶんと育ったものだなぁ。落としてフチがほんの少し欠けてしまっていますが、それも歴史。ここからまたどんなふうに変わっていくのか(もう変わらないのか)楽しみです。

パン皿の仲間入りに合わせ、これまで掲載のなかった直径24cmのサイズ違いのお皿もUPいたしました。どうぞご覧くださいませ。

桜のパン皿(20cm)
桜の木皿(24cm)