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空のしずくと草木のうた 3日目

空のしずくと草木のうた 3日目

【空のしずくと草木のうた】3日目はしとしと雨。こんなふうにしっかりと1日降ったのはいつぶりかな。大きな木も、小さな草花も喜んだ1日だったかも。

まりこさんの展示は、お天気もこんなで、まりこさんの在店も15時までとあってかずいぶんのんびりモード。まりこさんが店を後にされてからは私(小池)が店番をしていましたが、なんだかとても贅沢な時間に感じました。まりこさんの感性に触れつつ、ゆっくりと過ごす時間。雨の音。お越しくださるお客様と静かにお話するのも大変心地よいものでした。

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3日目に改めて思うこと。

今日だけでありませんが、ご来店の多くの方が何かしらすでにお持ちのまりこさんのものを身に着けて来られるのがいい。うまく言葉が見つけられないのだけど、身に着けたうれしい感じが伝わってくる。それぞれがまりこさんのあくせさりを通して自己表現しているというか、身に着ける高揚感とはまた違ったところにある、表現のうれしさみたいなもの。そういうのが感じられてすごくいい。

ちなみに雨だった今日は傘のピンバッチ、カタツムリのピンバッチを身に着けた方が。「今日は雨だから傘がぴったりだよ」とか「そろそろアジサイの季節だな、アジサイといえばカタツムリだよ」とか、今ある状況から別の何かを具体的に連想してピックアップ(言葉でも形でもなんでもいいけど)する。そしてそれを表現する。こうして書くととってもシンプルだけど、実はそんなことわざわざしていないんじゃないかと思うのです、今の時代。だってそんなことしなくても生活出来るし。

でもそれがある方が豊かだよね。ないと寂しいじゃない。(と私は思う)

それはどこか、詩を書くことに近いんじゃないかという気もします。詩は言葉としてピックアップするわけだけど、それをアクセサリーでもってする。その表現のうれしさ。

どんな季節、天気にもこの「うれしい感じ」がある、まりこさんのあくせさり。繰り返される日常の中からすっとつまみとるように。どこにもあるものを拾い上げるその感性と押し付けでない表現。そして見る方(使う方)も自分の感性でもって素直に共感でき、今度はそれを自分のものとして拾い上げ表現できるという。


明日は日曜日ですがうえぐも、jokogumoともにOPENです。まりこさんの展示は明日で最終日となります(うぇーん!)。なくなったものがあってももともとなかったものが地味に増えていたり、ダメもとで聞いてみたら「家にあります」ってさらっと言われてびっくりしたり(持ってきて!笑)、最後まで目が話せないというか気が抜けませんよ。

みなさま是非是非お越しくださいませ。もちろんはしごでお願いします!