jokogumo note

[日々のつれづれ]

秋の空、広がる夢、パンドラの箱。

秋の空、広がる夢、パンドラの箱。

台風一過で強い日差し。気温も高いけど、風は秋の気配です。金木犀の香りが漂ってくる道もありますね。

少し前の話だけど、お店の移転を検討したことがありました。神楽坂に変わりはなく今の店からも近いのですが、いろいろと条件に合う物件があって。もちろん悩みはしたのだけど、多少家賃も下がるし、思い切って変わるのもありかなぁと思い、移転6年目の新たなチャレンジだ!と気持ちを高め申込みも完了。

決まれば引越しはいつにするのか、どの展示から新しい場所で開催するのか。小さくてもキッチンはあった方がいいよね。飲食の営業許可を取れるようにしておけばイベントのときにやれることが広がるね。それならいっそミニカウンターを作って立ち飲みとか出来ちゃうようにする?などなど、スタッフともいろいろとイメージを膨らませたのですが...

結局競合で破れてしまい移転は叶いませんでした。その物件への申込みは多いと聞いていたから決まればご縁、決まらぬもそれ。とは思っていたけど、降って沸いたチャンスに広がった夢。まぁチャンスは消えたわけなんですが、なんだ、まだまだ自分にはこんなにチャンレンジしたい気持ちが潜んでいたんだ。とちょっとした驚きとパンドラの箱を開けてしまったような気持ち。

いつもそうなんだけど、この自分の「やってみたい」欲に気付いてしまうと私はそれをプレッシャーにしてしまうところがある。やってみたい気持ちがあるならそれはやってみるべきななんじゃないか?いや、やらねばならないんじゃない?と。楽しく夢をみて~というポジティブな感じとはまた違って、呪いのように降りかかってくる。

どうして出来ないの?やってみたいことがあるんでしょう?人生それでいいの?って。自分の中の保守は「いやいや、でもさー。」と現実を見つめるわけなんだけど。もちろん移転することが目的ではないので、やってみたいあんなことこんなことをどのように形にしていくのか、それはいつなのかをまたゆっくりと考えていくことになるのですが、まずはもう少し体力(という名の経済力)をつけないと...。(なんて言ってるとまた私の中のチャレンジャーが「お金のせいにしてるって正解なの?」とプレッシャーをかけてくるというループ。)

やりたいと思ったことはやっぱり現実のものにしていきたい。不安な気持ちにばかり押しつぶされていないで、どこかでえいっとね。んで結局何の話だってことなんですが...あんまり自分の中だけでもやもやしていると何かが燃焼してしまいそうで。

写真は秋にもぴったりな久留米絣のスカート!全色揃っています。ブラックやネイビー、ベージュはお仕事にも履いていける感じ。実際パンプスと合わせているお客様がとっても素敵だった。
うなぎの寝床 久留米絣のスカート