オニグルミの木で出来たお皿です。
うえぐも時代（5年以上前)にいくつか販売していましたが、そのときのお客様から買い足しのご要望をいただき、それなら！と少しまとまった数で復刻版を作ってもらいました。

適度な厚みと深さを持たせた安定感のあるかたちで、サラダや汁気のあるおかずはもちろん、ワンプレートとしてパンとサラダやちょっとしたおかず、ごはんセットにも使えます。

木目は入荷時期によりタイプが異なる場合が多いです（使う木の個体が替わることが多いため）。揃っていたりうねっていたり、波模様になっていたり、削った厚みの違いによっても見える表情が異なります。

また平行にラフに削ったノミ跡がクルミの素朴な表情とこの厚みにちょうどよく、使っていくうちに変化する風合いと木目との組み合わせも楽しみです。どんな木目もその木目なりに育っていく、おおらかな気持ちで迎えたい器です。

何年か自宅で使っているもの。

オリーブオイルもかけ放題、まだ熱い揚げ物なんかものせて、油移りなどなーんにも気にしないで使ってきました。かえってこの方がいい味わいなんじゃないかと思っています。おとなしかった木目も少しずつ色が濃くなってたくましく、もともと個性が強かったものはよりワイルド感が増しています。

ちなみに買い足しのご要望を下さったお客様にも当初ご購入くださったものを見せていただきましたがこれもとってもいい感じに育っていました。

在庫にはいろいろなものがありますが、今回は1枚目の写真ように全体的に色合いが濃く、その中に黒っぽい部分が混ざっているものが多め。小さい節もあります。寒いところでどっしりと育ったことが伝わってくるような力強さがあります。

木目は木の生き様。どれもそれぞれの魅力がありますよ。