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うなぎの寝床のもんぺのこと

うなぎの寝床のもんぺのこと

25日(火)から開催の「うなぎの寝床もんぺ受注会」

もんぺ?・・響きだけだと野良仕事のための作業着などをイメージしてしまいますが、うなぎの寝床のもんぺは言われないと「もんぺ」と気づかないような普段履きしやすいデザイン。今も福岡県南部の筑後地方の30軒ほどの織元によりその技が継承されている、日本三大絣の一つである久留米絣を生地に使用しています。

絣は「先染め織物」と言われる織物。糸を染める段階で、絣図案に沿って経糸、緯糸それぞれに染めない部分を麻糸などで括り(絣括り)染液に浸け染色していきます。染められた部分と絣括りをした白いままの部分を図案通りに織ることで模様が生まれます。少しでも糸がずれると模様が崩れてしまうため、織りの具合を見るのも職人技。

昔ながらの織機によるシンプルな平織生地は空気を含みやわらか。農作業や日常着として着ていたのにも納得、サラッと軽い気持ちよさがあります。着物の反幅を考慮し、できるだけ生地を無駄にしないようにと考えたらすっきりと普段にも使いやすい形になりました。

性別問わず履けるニュートラルなデザイン。受注会ではたくさんの色と模様からお選び頂けます(あまりに履きやすくバリエーション多いので私は2本目を検討中です)。

「洗えば洗うほど美しくなる」と言われている絣生地を気兼ねなく履ける頼りになる日常着です。是非実際にお手にとってご覧ください。

スタッフS

photo:うなぎの寝床
男性着用:無地ブルーL/女性着用:無地グリーンS