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[イベント]

使う漆と知る漆「漆板をつくろう」

使う漆と知る漆「漆板をつくろう」

2月2日(金)からはじまる「使う漆と知る漆」の期間、坂の上の小さなjokogumo、通称うえぐもはワークショップ会場となり、漆の特性を楽しく学び、体験できる企画をふたつご用意しています。

まず初日の2日(金)・3日(土)で行う第1弾は、「漆板をつくろう」
うるしぬり作家、そして金継ぎ教室の先生もされている田代淳さんに教わり、壁や棚に飾れる漆板を作ります。

漆板とは、漆を数回塗り重ねた10㎝角(厚み5㎜)の板に洋金箔(真鍮の箔)を貼ったもの。漆が乾ききる前に箔を引っ掻き模様を描いていきます。

漆は遠い昔から、「接着剤」として金継ぎや螺鈿、蒔絵などに使われてきました。普段の生活の中ではお椀やお箸などの「塗料」としての漆の役割を意識したり見ることはあっても、なかなか「接着剤」としての漆の存在を感じたり見る機会はないですよね。

割れたり欠けた器を直していく金継ぎでは、その工程のほとんどを漆を使って直していきます。文化財の補修にも古くから使われていて、お馴染み金閣寺の金箔も漆で貼ってあるんですよ。見えないけれど、接着剤としての漆の役割は大きく、文化も作ってきました。このワークショップではその接着剤としての漆を体験していただきます。

jokogumoでは今回で3回目となる漆板のワークショップ。模様だったり絵だったり、それぞれに素敵な漆板が完成しています。小学生のお子さんがご参加くださったことも。普段扱わない素材ではありますが、特に難しい作業はありませんので、ぜひお気軽にお申込みください。

※小学生中学年くらいからおひとりでもご参加いただけます。親子でご参加を希望される場合は2名様分のお申し込みが必要です。どちらかが「付き添い」としてのご入室はスペース、席数に限りがあるためお断りしておりますことを何卒御了承ください。

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箔を貼る時は一人ずつ。私は箔を破ってしまいましたが、、、仕上がりにはそんなにひびきませんでした。
不器用さんも大歓迎です!

壁に掛けたり、立てかけたり、器として使うのもいいですね。
真鍮なのでピカピカしすぎることもなく、経年変化でだんだんと落ち着きもでてきます。

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自分の描いた絵を飾るのは恥ずかしいけど、漆板ならどんな模様も様になりますよ。器としてではなく、素材として漆を身近に感じるきっかけになると嬉しいです。

スタッフS


『使う漆と知る漆』 田代淳ワークショップ-漆板をつくろう-

●日時
2月2日(金) 12:00~13:30/15:00~16:30
2月3日(土)12:00~13:30/15:00~16:30

●参加費 4,320円
※壁掛け用の金具をご希望の場合はオプションで864円かかります。
お申込みの際に通信欄よりご希望の有無をお知らせください。
●漆はアレルギーによりかぶれることがあります。体質によっては直接触れなくてもかゆみなどの症状が現れることもあります。医療保障などは負いかねますので、ご自身の体質などを考慮しご検討くださいませ。
●それぞれ4名ずつの少人数のワークショップです。直前のキャンセルがないようにご予定をご確認の上お申し込みください。

お申し込みはこちらのフォームより!
※お手数ですが、集計の都合上、ご同行者様がおられる場合もそれぞれのお名前でのお申し込みをお願いいたします。

それでは、お申し込み心よりお待ちしております。

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ほら、どれもそれぞれに◎