岩手県一戸町で冬の手仕事として長く受け継がれてきた篠竹細工。弾力のある丈夫な素材は、お絞り入れのような小さなものから行李などの大きなものまで、古くから暮しまわりの様々な道具に使われてきました。

秋に採取した竹の表面の皮を剥き、等分に縦に割いたものの内側を削り厚みを揃えます。編みの技術に目がいきますが、良い材料を取り、編めるまでの形に整えるまでの下ごしらえが重要で、全体の工程の８割以上がそれにあたると言われます。

「篠竹のずいぶん大きな買い物かご」とネーミングしていますが、実際かなり大きいです。

こんなに大きな手提げかごは、作る人も、使う人も、どちらも貴重。
料理家さんやスタイリストさん、荷物の多いお仕事の方はもちろん、お店の方、キャンプなどのアウトドアがお好きなご家族など、我こそは！という大きなかご使いさん、お待ちしております。

ちょうどぴったり入れ子になるサイズ感

持ち手は少し長めです。持ち手の芯には丈夫なロープが使われていて、可動域が広いので大きなものの出し入れにも便利。

THE・ロープです。が、作り手さん曰く、このくらいの大きさに荷物を入れるなら芯にするものも丈夫にするに限る。ということで、この作業用のロープが選ばれています。もっと自然素材っぽいのがよかった！と思われる方もおられそうですが、丈夫さと耐久性優先！です。全体の色合いがこなれてくるともう少し馴染むのではないかな？と思っています。