あけび細工の産地、青森県弘前市で作られたあけびのバッグです。美しい岩木山のふもとで採れるあけびの蔓の枝や根を丁寧に取り除き、太さや色別に選別したものをそれぞれデザインや用途に合わせて編んでいきます。

編み組み品はつい形や編みなどに目が行きますが、山でよい材料を見極め採取し、下準備に手間をかけるのは何より大切なこと。

細目こだし編みは縦にも横にも一定の隙間を開けて編んだもの。それぞれの幅を揃えるため、編んでは測って調整、また編んでは測って調整を繰り返すという手間の掛かる編み方です。

どちらかというと小振りなかごの入荷が多い細目こだし編みのバッグですが、今回は大きめのものが届きました。容量たっぷり、底部分は隙間なく端正に編まれ、しっかりとマチもあるので（奥行内寸14cmほど）荷物が多いときにも頼りになります。

縁もしっかり。
持ち手はパタンとは倒れませんが、ある程度の可動域はあるので持ちやすく、物の出し入れもしやすくなっています。

敷物や水筒、お弁当やお菓子をざっくり入れてピクニックへ。食パン一斤も軽く入りそうな大きさで、パンをたくさん買うぞという日にもぴったり。バッグとして使わない時は読みかけの本や雑誌をスタンバイ、好きな場所にひょいっと持ち運んでひと休み・・なんて使い方も思い浮かびます。

大きいかごも小さいかごもそれぞれに出番がありますね。色々なシーンでお役に立てますように。