うるしぬりしたしろの箱 (carta箱)
作家 田代淳(岩手)
桐/拭きうるし仕上げ
メモパッド入り
size 11.5㎝×11.5㎝×H4.8㎝
(内寸9.8㎝角程度)
8,800円(8,000円+TAX)
イチョウA SOLD
イチョウB SOLD
イチョウC SOLD
イチョウD SOLD
イチョウE SOLD
イチョウF SOLD
オオカミ白 SOLD
オオカミ茶 SOLD
「うるしぬりたしろ」という屋号でうるしを使ったものづくりをされる田代淳さん。自分が好きだと思うもの、いいと思うもの、欲しいと思うものを独自の視点で制作されています。
「漆箱」は、拭き漆をして仕上げた桐箱に動物などのモチーフが描かれた、とっておきの箱。
漆の箱といえばお重、のようなイメージで、少し敷居が高い感じがしますが、そうじゃなくて、もっと気軽に漆の箱を使って欲しい。例えばお気に入りのクッキーが入っていた箱みたいに。
そう考えた田代さん。
カジュアルな雰囲気で、そして価格も抑えられるよう。いろいろ考え、試し、イメージにぴったりだったのが、拭き漆×桐の箱でした。
桐箱って、ちょっといいお菓子やいい器なんか、特別なものを入れておくのに日本では馴染み深く、案外身近なものだったりします。でも、何かを「入れておくため」のわき役であるのでそれ自体が特別であるわけじゃないんですよね。
だけど、自然素材を使っているにも関わらず、あんなにも身と蓋をぴったりと気持ちよく合わせ、中のものを湿度や衝撃から守ってくれる箱って、改めて考えるとすごい知恵と技術。
そんな桐箱に漆を塗り、わき役じゃなくメインにしちゃおう。
これまであったもの、なかったものにとらわれず、自分が本当に欲しいと思うものを。いかにも「うるしぬりたしろ」らしいものづくりです。
個展やイベントに合わせ、中身やサイズの異なるものが登場しますが、今回つくったのは、その名も「carta箱」
cartaはかつて、淳さんの住む盛岡にあった喫茶店。ひとりの時間をゆっくり過ごせる場所であるように、という思いのもと、店名のカルタはポルトガル語で「手紙」を意味します。大好きだった場所を思い出させてくれるもの、としてのcarta箱には、cartaで音楽会も開催されたこともある青木隼人さんの描いた樹々の絵がやさしく添えられたメモパッドが入ります。
蓋と開け、ちょっとしたメッセージを書いたり、大切な予定を書いて貼ってみたり。cartaをご存知の方もそうでない方も、箱×メモパッド=carta箱のある時間をおたのしみください。メモを使い終わってしまったら、また次は何をいれようか。新たな楽しみを見つけましょう。
箱の蓋に描かれた絵は、盛岡の大イチョウをモチーフにしたものと
(葉の色合いが異なります)
淳さんの定番、オオカミ
どちらも裏にはうるしぬりたしろのマークが入ります。
お気に入りのおやつ、アクセサリー、クリップなどの小物...
ぴったりなものを探しつつ、役割をそのときどきで変えながら。
箱のたのしみを、漆箱から。
・桐はやわらかい木材です。落としたりぶつけたりすると凹みが出来ますのでご注意ください。
・今回の仕上げでは漆が汚れや水分を完全にはじくものではありません。油分や水分が気になる場合は何かしらの対策を。
・お弁当箱などには使えません。基本的に乾いたものを入れるのにお使いください。
・季節(湿度)によって蓋の開閉具合が変化する場合があります。
・向きを合わせて蓋の開閉をしてください。箱の側面に印が付いてありますのでガイドにしてください。