武家屋敷で有名な秋田県角館で作られるイタヤ細工の蓋つき箱です。

イタヤ細工はイタヤカエデの若木を年輪に沿って割いたものの幅や厚みを揃え材料にした秋田県伝統的工芸品指定の編み組み品。今から200年前に農家の副業として始まったと言われています。

材料づくりの大変さとはうらはらになんとも軽やかでやさしい表情のイタヤ細工。ぐっと押しても跳ね返ってくる弾力もその特徴のひとつで、厳しい雪の季節を耐えて育った木々のたくましさと繊細さを持ち合わせた北国らしい手仕事です。

A4サイズの文庫はA4の書類やファイルが入れられるサイズ。
完全にどこかにしまいこむわけにもいかないんだけど、出しておくわけにもいかない。そういう書類、どうしてもありますよね。つい煩雑になりがちな紙ものですが、ひとまず蓋をするだけですっきりします。

在宅仕事が増えたという方も、仕事が終わればしまって蓋。目に付かなくして仕事モードからスイッチOFFする切り替えも大切です。

そのほか、レターセットをいれておき、落ち着いて手紙を書く時間を設けるというのもよさそう。蓋を開け、ペンをとる。その時間をよりよいものに出来るのも、道具のよさのひとつです。

年月とともに色が濃くなっていきます。20年、30年後には飴色に。