岩手県一戸町で冬の手仕事として長く受け継がれてきた篠竹細工。弾力のある丈夫な素材は、お絞り入れのような小さなものから行李などの大きなものまで、古くから暮しまわりの様々な道具に使われてきました。

秋に採取した竹の表面の皮を剥き、等分に縦に割いたものの内側を削り厚みを揃えます。編みの技術に目がいきますが、良い材料を取り、編めるまでの形に整えるまでの下ごしらえが重要で、全体の工程の８割以上がそれにあたると言われます。

重いものもお任せ、葉物野菜やパンなどやわらかなものもつぶさず運べるかごはお買い物にはもってこい。市場でプロも御用達。市場かごとも呼ばれています。

作り手により仕様や仕上がりが様々ですが、こちらは持ち手の芯に麻素材の縄を使ったもの。そこに縁と同じ籐のひごをしっかりと巻いてあります。

付け根部分はどうしても芯の縄が見えるのですが、白や黄色のロープを使ったものに比べると、色、質感ともに違和感のない仕上がりです。また多少しなりがあるので、持ったときに手に馴染みやすく、物を入れるときに持ち手をぐっと外に広げることができる利点が。また縁の仕上げも大変きれいです。

サイズはS・M・Lの3サイズ。
Sは一人暮らしの方やちょっとずつお買いものをされる方に。Mは家族分などしっかり買いたい方、Lはもう少し余裕があるのでまとめ買いやお車でお買い物される方におすすめです。どのサイズも底の支えになる竹が取り付けてあるので重いものも安心。

はじめの竹の青みはだんだんと抜け、黄色く変わっていきます。(はじめから黄色っぽいものもありますが製作時期によるものとご理解ください）経年変化も合わせてお楽しみください。

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篠竹の買い物かごには他に針金を芯にしたものもございます(現在は入荷待ち)。こちらは持ち手の付け根部分も籐で見えないように巻いてあるので、よりすっきりとした印象です。お好みでお選びください。