「赤はちょっと...」と抵抗がある人にこそ届けたい、新藤佳子さんホームスパンの赤いマフラー。
2年ぶりのご紹介です。

ホームスパンは手紡ぎ手織りであることによる優しくあたたかな風合い、質感はもちろんですが、実は色の表現も奥深く大きな魅力のひとつです。いくつかの異なる色に染められた羊毛を、パレットで絵の具を混ぜ合わせるように合わせながら1本の糸に紡いでいく。そうすることで奥行きのある複雑な色が糸の中に広がります。

無地の赤に見えても、よく見ると糸に濃淡があり、また太さが均一でないので、まったくの無地ともまた違った印象になります。
派手でもない、かといって地味なわけでもないこの赤の何ともいえない落ち着いた美しい色。沈んだ色が多くなりがちな冬のコーディネートの中でポイントになり、表情までぱっと華やかにしてくれます。

ぐるりと巻いてボリュームをもたせて、それからすっきりと襟元に入れてしまっても。女性だけでなく男性にもどうぞ。
ふんわりとやわらかく、ちくちく感もありません。

ホームスパンの工程についてご紹介した過去の記事も是非ご覧ください
ホームスパンのこと【工程編】