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[もののはなし]

歌こころカレンダーと野の花の花器

歌こころカレンダーと野の花の花器

細長い短冊型、数字が縦に並んでいて、何やらカレンダーのようだけど「これは...?」と本当によく尋ねられる、白井明大さんの歌こころカレンダー。

曜日でくくられた通常のカレンダーとは異なり、自然の移ろいに沿って1年を24の節気に分け、その1つの節気をさらに3つに分けて72分した二十四節気七十二候の暦です。最近はこの二十四節気七十二候のカレンダーもあちこちで見かけるようになりましたが、この短冊型と最後に添えられた白井さんの詩は「歌こころカレンダー」ならでは。ささやかだけど、いつも目にするカレンダーの中に日々の暮らしの中に自然と寄りそう言葉があって、必ず目に留まり、心に響いてくる。ちょっとした季節の移ろいをちゃんと感じ取るきっかけを作ってくれます。

ちなみに今日は、寒露の次候「菊花開く」
-菊は幻 香りは声より澄み渡る-

こんな詩が添えられています。家には菊がなくても、お花屋さんや庭先に植えられたものであれば目に触れることもあるかと思います。道すがら、そんな菊の花に目を向けて少しばかり香りを嗅がせてもらって感じる秋もいいかもしれません。

リピーターも多く、贈り物にされる方や次の年には必ず手に入れたい!と心待ちにしてくださっていた方も多かったので、2018年はさらに数を増やしてご用意いたします&ご予約も受付中です。(11月上旬に入荷、発送の予定)

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そして、歌こころカレンダーと合せてご紹介したいのが須藤吉徳さんのちいさな銅の花器。

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ちょっとしたスペースに置いたり掛けたりできる筒状の花器は、買ったお花でなく、野に咲く花、雑草と呼ばれる草を摘んで挿しておくのにぴったりで、白井さんの詩から感じ取った季節の移ろいを、こんどは暮らしの中に取り入れるきっかけを作ってくれる。お花を飾る習慣のなかった方も、すっと1本挿すだけで決まるのでおすすめです。

ちょっとした緑があるだけで空間はずいぶんと変わります。銅製なので落としても割れないし、錆びることもなく水もお花も長持ちです。是非歌こころカレンダーと並べて飾ってみてください。暮らしの一部が気持ちよく変化します。

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公園の隅の草むらに咲いていたお花。

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近所のフェンスに巻きついていたヘクソカズラ。

ちゃんと目を向けて歩いてみると、身の回りにはかわいらしい姿の草花がいっぱいです。

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