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マタタビの米研ぎざる(菱形模様) マタタビの米研ぎざる(菱形模様) マタタビの米研ぎざる(菱形模様) マタタビの米研ぎざる(菱形模様) マタタビの米研ぎざる(菱形模様) マタタビの米研ぎざる(菱形模様) マタタビの米研ぎざる(菱形模様)

マタタビの米研ぎざる(菱形模様)

産地 福島県奥会津
素材 マタタビ

3合用 φ21㎝×高さ11㎝
8,580円(7,800円+TAX)

5合用 φ22.5×高さ12.5㎝
9,570円(8,700円+TAX)

※合数は目安です
※おひとり様1点のみ

奥会津にて作られるマタタビの米研ぎざるです。マタタビはしなやかで吸水性に優れた素材。古くからこの地域では米とぎざるや洗いかご、餡子こしなど、様々な暮らしの道具を作るのに使われてきました。

米研ぎざるは、マタタビの吸水性の良さを実感できる道具のひとつ。あたりがやさしいのでお米を傷つけず、研いだあとにしばらくザルの中においておくと残った水分をざるが吸い、お釜に移すときもパラリと離れてくれます。少し贅沢に感じるかもしれませんが、毎日のように食べるお米をより美味しく、またその支度の度にちょっとした楽しみを与えてくれるので「あってよかった」と思う場面がたくさんありますよ。

使い終わったらしっかりと乾かす。それだけ気を付けて、是非長くご愛用ください。

奥会津の作り手さんのお宅には代々使われてきたマタタビ細工がたくさん。
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材料の採取は晩秋から雪が降るまでのごくわずかな時期のみ。成熟したよい素材を見極めるのも大切な技のひとつです。採取したマタタビの皮を剥き、太さに応じて3~5等分程度に縦に裂いていきます。そして外側のかたい部分を残して厚みを揃えます。これらの工程はすべて手作業で、この材料作りの丁寧さが仕上がりに大きく影響します。

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ひたすら皮を剥いて

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作りたいものに合わせて幅や厚みを整え、ひごにします。

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ぎゅっと詰めながらしっかりと編んでいきます。

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外はこんな景色。雪深い地域だからこそ残ってきた冬の手仕事です。

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こちらの作り手さんは菱形の模様が見える編み方が特徴。
通常の編み目に比べると多少凹凸が出来ますが、技と意匠を道具として楽しめるのは大きな魅力ですね。蕎麦ザルなどもこの編み方で作っていらっしゃいます。

※通常の編み目のものはこちらをご参考ください
(現在入荷待ち)

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材料の採取時期、個体差により、同じザルでも利用するヒゴの色、縁の色が部分により異なることもあります。自然のものとしてご理解ください。

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細かな毛羽立ち、小さなヒビ割れなどがある箇所(底から立ち上げる箇所には負荷がかかるため割れが出やすくなります)、また形にいびつさがある場合もございます。おおらかにお受けとめくださいませ。

材料の採取時期・制作時期が限定されること、また入荷数にも限りがあるため、ご予約や入荷の個別連絡はお受けしておりません。例年3月下旬~6月頃までにそれぞれの作り手から順に届き、店頭とウェブショップの在庫を分けて販売しています。

店の在庫がなくなればもちろん、作り手にも、材料がなくなればまた次の採取時期まで制作はお預けです。
長らく手に入りにくい状況が続いてはおりますが、毎年継続的に作っていただいています。自然と人の暮らしのサイクルの中で出来上がってくるものとして、どうぞ長い目でお待ちいただけますように。

●サイズはおおよそです。個体差やいびつさもございますが手仕事のものとしてご理解ください
●素材の色には個体差がある場合がございます。自然のものとしてご理解ください
●はじめは白っぽい色をしていますがだんだんと色が濃くなっていきます。経年変化も合わせておたのしみください
●ささくれなどもございますが、使用しているうちに取れてきます。気になる部分は引っ張らずハサミで切ってください
●洗ったあとはしっかりと自然乾燥させるようにしてください。濡れたままにしておくとカビの原因になります(カビで黒くなってもそのままお使いいただけますが、それを取る方法はないため、心配な方は湿度の高い時期だけは使用をお休みするのもひとつです
●長く使用していると材料が痩せ、隙間が空いてくる場合があります。全体を詰め、新しくひごを足すことでまた目が詰まります。ご相談ください

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