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[イベント]

使う漆と知る漆 トーク「漆を掻く人×その道具を作る人」

使う漆と知る漆 トーク「漆を掻く人×その道具を作る人」

漆が木から出る樹液であること、それを採る職人がいることはご存知の方も多いのではないでしょうか。ただ、その仕事について詳しく知る機会はあまり多くありません。

漆の木はどこにあって、どうすれば液が出てくるのか。どんな道具を使い、どんなことに気を付けているのか。そういえば...。考えてみるといろいろな素朴な疑問が沸いてきます。

今回の「使う漆と知る漆」では「漆を掻く人×その道具を作る人」として漆掻きの鈴木健司さん、その道具を作る鍛冶師鈴木康人さんを迎えお話を伺うトークイベントを企画しました。

「漆器の使い手とその作り手」の、さらに向こう側にある「漆掻きの道具の使い手と作り手」。普段なかなか知ることのできない関係性の中での話ですが、それは私たちの身の回りにあるすべての物事に当てはまります。
今ここにあるものの背景のさらに向こうにはまた別の背景が。それは無数に広がるわけですが、そこにたどり着くための道というのが必ずあって、そのどれもがどこかでつながっています。そして自分とは関係のない世界のようでも、何かしらの関係、役割があるのだと思うのです。

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photo:Dai IIZAKA

また今回のトークを企画した理由のひとつには後継者不足という大きな問題があります。掻き子が減っていること、その高齢化は知られていますが、その道具を作る職人も例外ではなく、むしろより危機迫った状況です。

イベントでは、漆鉋と言われる漆掻きの要となる道具のただひとりの作り手中畑文利さん(何年も前ですがプロフェッショナルという番組で紹介されたこともあるのでご存知の方もおられるかもしれません)、その元に通う鈴木康人さんを写真家飯坂大さんが撮りためまとめた映像も合わせてご覧いただきます。

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photo:Dai IIZAKA

どうしてこのような現状があるのか。私たちはこれからどういうことを考え、残していくのか。はたまた残さないのか。それぞれに自分のこととして考えるきっかけになるといいなと漠然とは思いますが、まずは「知る」ことの楽しさを。またお2人の人としての魅力もそれぞれに感じていただけると思います。

漆掻き、その道具を作る人、その写真を撮る人。漆を使う人、出来たものを売る人、使う人。様々な立場の人が集まる、面白い場になるんじゃないかな。ひとりでも多くの方とこの時間を共有したいです。みなさまお誘い合わせの上、ご参加ください。

トークイベント
「漆を掻く人(鈴木健司)×その道具を作る人(鈴木康人)」

2月3日(土)18時30分~ 要予約
1,500円(1ドリンク付※アルコール、ノンアルコールどちらもあります)

お申し込みはこちらのフォームより
※集計の都合上、ご同行者様がおられる場合もそれぞれのお名前でのお申し込みをお願いいたします。

それでは、お申し込み心よりお待ちしております!

●トーク「漆を掻く人×その道具を作る人」は一旦キャンセル待ちでの受付とさせていただきます。会場構成を検討し、ご参加いただける人数を増やせそうな場合は追加のお席をご用意、キャンセル待ちの順番にご案内いたします(1/19)