jokogumo note

[日々のつれづれ]

確定申告とチャレンジ精神

確定申告とチャレンジ精神

毎年3月に入ってからアタフタしている確定申告。これまた毎年「もっと小まめにやっておくんだった!」と後悔するわけなんですが、でもさすがに慣れてきた気もします。今年初めての何かがない限りはいちおう順調で、結局どうすればよいか分からないことに出くわしたとき、それをを調べたり計算したりに時間を取られてしまうってことなんですねぇ。今年はそのことに気が付いて(遅い)、なんかすっきりしました。分からないことに時間が掛かるのはまぁ仕方がないというか、最初だけですから。次からは分かっていることが増えているって、これぞ継続の賜物ですな。前向き。

さてさて。正直に言うと、ひとりでやっていたときはただ結果を申告する、というスタンスであまり数字について考えることがなかった適当な私。でも、スタッフとともに店をやっていくようになって、もう少しちゃんと考える必要性というのをようやく感じるようになりました。

「スタッフもいるなんて、すごいね」などと言われることも多いのですが、その余裕が出来たから迎えたということではなくて、子が小さなうちはお金を掛けてでも時間的な自由を確保したかったというのがあります。いられるときには店にいるし、子の具合が悪い時は病院に連れて行ったり、いつもより長く一緒に過ごしたり。自分がいてもいなくても店は変わらず開いている、という状況があると時間はもちろん気持ちもずいぶん救われるから。そのため、というわけじゃないけれど、ひとりでやっていたときには結構がんばって働いたし「何かのために」少しは蓄える習性もあった自分への贅沢な選択肢でした。

ただ、そうやって持っていたものを手放して守りに入っている時期というのはアリだけど、それがあまり長くなってもいけないんだろうなぁとこの頃は思います。せっかく一緒に働いてくれているスタッフにとっても充実した職場でありたいし、jokogumoを始めて来年で10年。始めた頃とはまた時代も状況も違うのだから、いろいろなことを改めて考え、少しずつまたチャレンジしていけるようにしたい。そうじゃないと忘れてしまうんだもんね、そんなチャレンジ精神は。

確定申告を進め、結露した窓に絵を描けるようになった子の成長を眺めつつ、そんなことを考えた日。ややとりとめないですが、こんな日があってもいっか。啓蟄、篭っていたいた虫も動き始める頃。