うるしのしごと、こんなもの。

16日(金)からはじまる「田代淳 うるしのしごと」では漆の器をはじめ、インテリアにもなる漆板というのも並びます。漆板は2年前の個展のときにもあったのですが、これは本当にいい。うるしって漆器だけじゃなくてもっといろんな楽しみがあることを教えてくれる。

箔が貼ってあるものだったり、布をきせてあるものだったり、漆にもこんな色があるんだ、というようなカラフルなものもあるし、仕上げの違いだっていろいろ。

工芸をアートとして楽しむことの面白さ。道具としてではなく、かといって鑑賞するというようなかしこまった感じでもなく、もっと身近なものとして。これからはいろんな素材でどんどんとその選択肢も増えてくるのだと思う。うちではこれを洗面所の脇の壁に掛けています。日々目に付くところであるし、鏡に映ったのが見えるのも好き。箔は真鍮箔で、だんだんとくすんでくるということだったけど少しは変わってきたのかな。こうしてみてもピカピカ感はあまりないから、新品と並べて見てみると一目瞭然なのかも。

写真は2年前の個展のときのものだけど、今回はどんなのが並ぶのか。私もたのしみです。

田代淳　うるしのしごと
2017年6月16日(金)-20日(火)
12:00-18:30　*最終日のみ16:00まで
場所　坂の上のちいさなjokogumo（うえぐも）
新宿区神楽坂6-22