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[イベント]

FUJITAMIHO生成りと草木染めのかぎ針編みアクセサリー受注会

FUJITAMIHO生成りと草木染めのかぎ針編みアクセサリー受注会

jokogumoでは2回目となります、FUJITAMIHOさんの「生成りと草木染のかぎ針編みアクセサリー受注会」を開催いたします。独特の感性、繊細な技術から生み出されるFUJITAさんのアクセサリーはどこか標本のような佇まい。甘すぎず、かといってシックとも違う、不思議な存在感です。

今回は新作のラインナップも加え、前回よりも草木染の色が増えました。

生成り・グレー(栗イガ)・ブラウン(くるみ)・イエロー(コブナグサ)・ブルー(藍の生葉)・インディゴ(本藍)・グリーン(藍+コブナグサ)

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FUJITAさんといえばキノコや木の実などのモチーフの面白さが印象的かもしれませんが、これらの色を引き出す感性も作品の大きな特徴のひとつと言えます。DMになる作品の写真を見たときにふと浮かんできたのは「秋田の色」という言葉。そのことには触れず、ご本人に草木染の元となる植物の出所を尋ねるとこのような返事が返ってきました。

-栗のイガは由利本荘市の農家さんから、くるみの皮は大潟村の福祉施設から譲ってもらっています。藍とコブナグサは、自宅で種を蒔いて育てたものです。本藍染の色以外は、今の所全て秋田で育った植物を使っているということになりますね。また、糸を染まりやすくするために「呉汁処理」というのを最初にするのですがそれに使う大豆も、こだわっているわけではありませんでしたが、秋田で育てられたものでした。秋田に育てられた色、という感じですね!-

土地のものを、その土地で暮らす人が使うというのは理にはかなっているのですが今では案外簡単ではありません。すぐそこにあるのかもしれないけれど、ネットで手に入れる方が手っ取り早く、おまけに安かったりもして。その便利さはありがたいし今更手放せないものではありますが、いろいろなところで「その土地らしさ」を失わせることになるのだと思います。そしてそれが、気付かないくらい日常的なものとなってしまったからこそ、「らしさ」が感じられるものの魅力がより濃いものとなって発せられ、また感じられるのかもしれません。

FUJITAさんの作品をみて改めて思ったこと。でもそれを本人はあまり意識していなかった、というのがまたいいなぁと。自然にそうなった、というのがいちばん健やかな気がします。

FUJITAMIHOさんの在店は初日3月20日(火)と21日(水・祝)の2日間です。ご本人からそのあたりのお話も伺えるし、カスタムオーダーをご希望される方はこのときの方がスムーズ。基本受注ではありますが、即売できるものもご用意くださるそうです。みなさまどうぞおたのしみに。

FUJITAMIHO 生成りと草木染のかぎ針編みアクセサリー受注会 vol.2
2018.03.20tue-03.24sat
場所:坂の上のちいさなjokogumo(うえぐも)

FUJITAMIHOさんのインスタグラムも是非。ご本人の世界観が強く現れていて、とっても好きなアカウントのひとつです。