jokogumo note

[コロナ禍のつれづれ]

今思っていること。

今思っていること。

実店舗の営業をお休みし始めて3週間ほどが経ちました。時間を掛けて電車通勤していたスタッフにはお休みしてもらい、これまで多くを任せていたウェブショップの仕事も今はひとりでせっせと進めています。ウェブショップ時代(jokogumoははじめ実店舗はありませんでした)はこうだったなぁとか、スタッフがいないときはこうだったなぁとか、いろんなことをしみじみ思いだしたりなんかして。

店は別に都の休業要請対象に該当するわけではなく、感染防止に努めながらの営業は良しとされています。生活必需品ではないにしても、定番にしている洗剤とかスキンケアとか、ちょっとした調味料なんか、せめていつも使ってくださっているご近所の方がふらりと買い足しに来ていただけるようにしたいなぁと、消極的ながらOPENしておこうと考えたこともあったのだけど、土曜日になると明らかにどこからかお出掛けしてきている層が少なからず歩いていて、開いていると不用意に人を呼んでしまうことになるな...と諦めました。

(ただ、先に書いたように必要なものを買える店でありたい気持ちに変わりはないので、何かのついでに、もうすぐ切れそうなあれを...というときにはお気軽にお声がけください!)

そうしてウェブショップのことをして過ごしていますが、気持ちは意外と穏やかです。緊急事態宣言が出されるかどうか、みたいなときは、急いでウェブショップの充実を図らねば!と正直気持ちも焦っていたのだけれど、これは長期戦になるなと理解してからはとにかく自分に出来ることをして過ごすのみだなと思っています。

休業を決めた店舗(そうでないにしても)がウェブショップの充実を図るのは誰もが考えることで、改めて世の中のオンラインショップを少し巡ってみると、同じようなものを扱っている店はいくらでもあるというのが分かります。しばらくはこうした外出自粛モードが続くだろうし、オンラインの世界もさらに発展したものになるはず。

じゃ、jokogumoはどうなの?どうするの?と考えたとき。どこでどんなふうに踏ん張るのか、差別化を図るのか、何かを新しくはじめるのか。いろんな考え方があるけど、結局私がやりたいのは自分自身が定番にしたいと思うものごとを、自分がよいと考える方法で紹介し、届けることだな。それでしかないな、と。

実店舗もウェブショップもひとつの方法であって、目的みたいなものは状況が変わったからといって揺らぐものでもない。方法はなんであれ、くらしの知恵と道具、文化や自然環境、いろいろなことを学んだり、考えたりするきっかけが生まれ、立場や居場所を超えてそのことを共有できると嬉しい。そのために出来ることをシンプルに、しなやかに考えていこう。そう再確認できると、とらわれるものごとがなくなり気持ちが楽になりました。

でもそれはやはり、共感してくれる人々の存在があってこそ。ひとりぼっちだといくら気持ちがあっても続けることは出来ません。何かに心を寄せることは、また次のどこかに繋がります。

グローバルの大波がすっと引いたらそこは静かな凪。今ここで自分が何をするのか、何に心を寄せるのか。そのことに力強く向き合うときなんだと思います。