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[イベント]

「I/KAT 久留米絣の可能性」/ 知って学ぶ、久留米絣

「I/KAT 久留米絣の可能性」/ 知って学ぶ、久留米絣

久留米絣、うなぎの寝床のMONPEで知ったという方も多いと思いますが、改めて。

久留米絣は生成りの糸を模様に合わせて染め分け、それを縦横でぴったりと合わせて織っていくことで柄を表現する織物。200年以上の歴史があり、現在20軒の織元で作り続けられています。

その織元さんたちによる「久留米絣協同組合」の、かなり面白そうなイベントの案内があったのでご紹介します。

I/KAT 久留米絣の可能性

日程:2023年2月15日(水)~20日(月)の期間
時間:12:00~19:00(※最終日のみ15:00終了)
会場:(PLACE) by method・CIRCLE

記事の中に
【デザイナー飯田将平氏をディレクターに迎え、「括り(くくり)、染めたものを織る」という絣の常識を見つめ直し、テキスタイルに止まらない久留米絣の「カタチ」を探究しました。】

とあるのですが、ここを見たとき私は一気に前のめりになってしまいました。
久留米絣、布ですよ。それを、『テキスタイルという概念にとらわれないで探求』するって...なんて面白いことを考える人がいるんだ、と。

産地のもの、昔ながらに続いてきた工芸はとにかく「続けていく」にはどうすればよいのかを模索しなければならない時代です。人、原材料、技術、環境など、どれをとってもこれまで通り続くのものなんてないわけで...。危機感を持ち、なんとかしたいと悩み考えてきた産地、作り手たちの今を「知る」イベント。やること自体も大変というかチャレンジだと思うし、それがどんな内容なのかもとっても気になります。

会期中は久留米絣の「括り」という工程の実演やトークなども予定されています。久留米絣のもんぺ、気持ちよく履いてます!という方、この機会に産地や布の今を見にお出掛けしてみてください。九州までいかなくても、こんな展示が見られるなんて、すごいことだなぁと思います。

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4年前、私もはじめて産地の織元さんを見学させてもらったのですが、それはもう驚きの連続でした。
布はずっと見ていたし、工程についてもそれなりに理解していたつもりだったけど、とにかく面白かった。
なんで!すごい!なるほど!と、脳が大忙し。大人になってもやっぱり「知る」って面白いです。

そこで、「I/KAT 久留米絣の可能性」の開催時期に合わせ、久留米絣について、またそれを使ったもんぺについて、産地・織元・作り手...いろいろな側面から知って、学ぶ会を開催したいと思います!

教えてくれるのは、もんぺでお馴染みうなぎの寝床、の富永さん。【地域文化商社】として活動するうなぎの寝床という立ち位置ならではの話が聞けると思います。何気なく見ている布がどんなふうに出来ているのか、またそれをどんなふうに残し、届けようとしている人がいるのか。ものの背景を知ると、その後の見方や感じ方も変わりそうです。

私がこれまで聞いて本当に興味深いと思ったのは、柄の合う・合わないの基準。
絣って、模様がかすれるから絣なのに、いい絣とそんなによくない絣というのが出てくるんですよね。何がどうなったらそうなるのか。はたまたいいものとよくないものとは本当にあるのか?!実際にいろいろな生地サンプルを見ながら学んでいきましょう。

ややマニアック感はありますが(笑)、我こそは、という方、是非是非お待ちしています。


\ たのしく /
知って学ぶ、久留米絣

2023年2月19日(日)18:30~(2時間程度)
場所 土脈
新宿区神楽坂6-16 2F

教えてくれる人|うなぎの寝床富永さん

参加費 2,200円
◎jokogumoで開催する「もんぺ展」で使える1,000円券付き!

机を囲んで、思い思いに発言しながら(もちろんしなくても)ぐいぐい学ぶスタイルがいいかなぁ~などと考え中。
たのしく学べる時間となりますように。

お申込みはこちらのフォームよりどうぞ。