jokogumo note

[お店のこと]

かご展おわり。

かご展おわり。

omotoの鍋つかみ100個展と出張研ぎ屋と同時にはじまり先週土曜まで開催しておりましたjokogumoかご展2018、無事終了いたしました。大した宣伝をしていなかったにも関わらず、たくさんのお客様にご来店いただき本当にありがとうございました。

これを機会にずっと悩んでいたバッグを選んでくださったり、1年ぶりにお目見えのザルとの再会を楽しみにしてくださっていたり、ちょっと面白い形のものを楽しんでくださったり。実は毎年「かご展、やる?どうしよう?」と悩むのですけど、終わってみると「きっかけ」の役割みたいなものを感じ、やってよかったなぁと思うのでした。

変わったものや、今ではなかなか見られなくなったもの、個性ある編み組みも少しずつ置くようにはしているのですが、常設だとやっぱり埋もれてしまってなかなかそのことについて興味を持っていただいたり、お話をする機会が限られてしまいます。その点、かご展をやるとあたりがかごばかりなので(笑)、おのずとそれらの中の異色なものだったり、同じように作られた中の小さな違いなども目に付きやすくなるのですよね。

そして「これは?」と気に掛けてくださった方にお答えしていると、その場にいるほかの方にも一緒に聞いてもらえたり、みんなで「へー!」なんて感心したり。土地の歴史や気候、文化、暮らしなど、いろいろなこととつながっているので、話のどこかに自分の興味や関心と一致する部分もあるかもしれません。

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jokogumoをはじめて10年になりますが、モノだけでなく、その背景を実際に知ること、感じることを大切にしてやってきたつもり。素材のこと、工程のことはもちろん、作り手さんの子供の頃の話、その時代のことなど、たくさんのお話を聞かせていただいてきました。自分が10歳年を取れば、作り手さんもその分ご高齢に。編み組み品が暮らしの中に当たり前に存在していた時代、それしかなかった時代を知っている方のお話がどんどん貴重になっていくのを感じます。

かご展は終了しましたが、今後も少しずつ、出したりしまったりしつつお店にも並べていきますね。気になること、気になっていたものなどあればどうぞお気軽にお尋ねください。

それから、今度は本当に(いつも載せます載せますと言って出来ないでいた)ウェブ掲載もすすめています。こちらもどうぞよろしくお願いいたします!

改めまして、みなさまありがとうございました。

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