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[イベント]

ものづくりの町、奥会津三島町を知る

ものづくりの町、奥会津三島町を知る

2月1日から開催の「東北、山と暮らしの道具展」ではいろいろなゲストをお招きすることにしています。奥会津の三島町というと手仕事好き、かご好きの方には「おっ!」と思われる方も多いと思います。ここは古くからものづくりが暮らしの中に根付いている土地で、その大切さ、価値にいち早く気付き、発信してきた歴史があります。毎年6月に開催される、かごが盛りだくさんのクラフトフェア「工人まつり」は今年で32回目。最近ではお客様の中にも「行ってきました!」なんて方も。(遠いけど、景色は美しいし山の幸も美味しくて温泉もたくさん。足を伸ばす価値大です)

そんな三島町が数年前より『農山村で生計を立て自活できる素養の一端を身に付けるとともに、生活工芸の担い手として、町への定住及び伝統文化の継承による地域の活性化に寄与することを目的』とした生活工芸アカデミーを開講、全国よりアカデミー生を募集しているのですが、その一期生としてものづくりや町の文化をどっぷりと学んだ井口恵さんと出会ったのが昨年の春。東京生まれ東京育ち、商社で勤めていたという彼女がその間逆とも言える土地にやってきて、感じたこと、学んだことはその話を聞くたびに興味深く、また彼女が感じた驚きや経験というのがとても瑞々しく響いてきたのでした。

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その町でずっと暮らしている人にとっては当たり前でなんでもないことでも、こうして「よそ者」のフィルターを通して語られることで、それがどんなに尊く、知恵の詰まったものであるのか、その土地らしいものであるのかを、広く、そして素直に伝えることができる。ここにとても大きな役割があるように思えてなりません。

今回の展示では、アカデミー生として1年の実践プログラムを終え、今度は生活工芸伝承生として町に残ることを選んだ井口さんより、この町の暮らしの営みとその魅力、また今後の課題なども合わせて、写真を見つつお話を伺う機会を作りました。私自身ももっと知りたいと思っている奥会津の自然に寄り添う暮らしや土地に伝わる風習など、実際に暮らしながら新鮮な目で見てきた井口さんならではのお話が聞けると思います。三島町に興味のある方、手仕事のある暮らしをもっと知りたいと思っている方、地域活性や街づくりに興味のある方も是非ご参加ください。

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「東北、山と暮らしの道具展」

スライド&トーク「奥会津三島町、暮らしの営みとその仕事」
三島町生活工芸伝承生 井口恵さん(聞き手:jokogumo/小池梨江)
2月1日(金)18:30~(1時間程度) 1,200円


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ご予約はお電話 03-5228-3997(火~土・12:00~18:30)にてたまわります。
※このところメールが届かないケースが少なからず発生するため、ご予約はお電話のみとさせていただくことにいたしました。御了承くださいませ。また留守番電話での受付は不可とさせていただきます。営業中にお電話ください。どうぞよろしくお願いいたします。