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マタタビのヒゴづくりを体験してみよう

マタタビのヒゴづくりを体験してみよう

東北、山と暮らしの道具展の告知がつづきます。今日は「マタタビのヒゴづくりと米研ぎざる修理」ワークショップについてのお知らせ。一見、なんだそれ?という感じのタイトルなので、しっかり説明していきたいと思います。

マタタビって、そもそも「猫にマタタビ」くらいしか聞いたことがないくらい馴染みのないものなんじゃないかと思うのですが、マタタビの米とぎざるを通してこの素材を知った方は随分と多いのではないでしょうか。吸水性がよく、あたりのやわらかなマタタビはお米を傷付けず、研ぎ終わったあとにはぱらりとお釜に移すことが出来る、jokogumoでも入荷のたびにすぐに旅立つ人気商品です。

ただ自然素材のものであるため、使っているとどうしても素材が痩せてきて、隙間が出来たところにお米が挟まったり、ひどい場合はすり抜けてお米がこぼれ落ちることも。店ではこれまでそういったザルの修理をお受けしたり、自分でやってみたいという方には隙間を埋めるためのヒゴをお分けして来ましたが、「東北、山と暮らしの道具展」では、それを自分でやってみよう!というワークショップを企画いたしました。

米とぎを持っている方、もしくはこれから使ってみたい方向けという随分マニアックな内容ですが、これまで販売してきた数、扱っている店の多さを考えると...「ニーズはある!(希望)」
思い切って会津のマタタビ細工の名人にお越し頂くことに。

まずマタタビの皮を剥くところからスタート。皮を剥いたものを道具を使って4つに割き、その厚みや幅を整えてヒゴにします。ものすごく簡単に紹介していますが、これが思っていた以上に大変。素材づくりの大切さとその手間をしみじみ感じることが出来ますよ。

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※それぞれの道具は作り手によるので、写真のとおりとは限りません

そうして作ったヒゴ(か、うまく出来なくても名人の用意してくれたヒゴを購入することも可)で、隙間の空いたザルをどうやって修理するのかを教えてもらい、修理したいものを持っている方は実際にやってみる。持っていない方は今後のための知恵としてそれを持ち帰る。というものです。

※素材が痩せ、編み目に隙間ができている状態のものを対象としています。縦のヒゴが割れているもの、フチが取れているものなどは修理できません。

ちなみにこれが以前修理をたまわったもの。隙間を詰めると、こんなふうに上の5段分くらいに新しいヒゴを足すことができました。そうすることで全体が締まり、またしばらく使える状態に。

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この時期にしか出来ないヒゴづくり、それから直して使うことを知る貴重な機会です。是非ご参加ください。また、限られた席数となりますので、実際に米とぎざるの修理を目的とする方を優先とした段階ごとの受付とさせていただきますことを何卒御了承ください。

A:jokogumoで購入したマタタビの米とぎざるをお持ちの方  1月11日(金)より受付
B:ご購入場所に限らず、マタタビの米とぎざるをお持ちの方 1月15日(火)より受付
C:それ以外の方 1月17日(木)より受付

A・Bの方は当日ざるをお持ちください。(まだ修理の必要がない場合も、大きさによってどのくらいのヒゴが適しているかを確認いたしますのでご持参くださいませ)
Cの方は直したいものがある場合はひとまずお持ちください。特にない場合はそれでも差し支えございません。


日程
2月3日(日) ①12:30〜  ②15:30〜
※各6名程度、2時間くらいの予定です。個人の作業ペースにもよるので、時間内に修理が完了できるかはわかりませんがそれを目指します。

参加費:2,500円(自作でないヒゴをご購入の場合は有料)
持ちもの:ざる(お持ちの方)・エプロン・手拭き

お電話(03-5228-3997)もしくは店頭での受付です。OPEN:火~土 12:00~18:30
*営業中のみの対応とし、留守番電話での受付は不可とさせていただきます。

参加希望日程・お名前・お電話番号をお知らせください。
どのくらいの方がご興味をお持ちくださるかまったく未知数なのですが、万が一それぞれの受付開始以前に満席となってしまった場合も何卒御了承くださいませ。それでは、ご連絡お待ちしております!