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[イベント]

今年もやります!うなぎの寝床もんぺ展 

今年もやります!うなぎの寝床もんぺ展 

今年で3回目!うなぎの寝床もんぺ展を7/12(金)~7/16(火)で開催いたします。
「もんぺ」と聞くと、農作業の時に履く(履いていた!という方も多いのでは)イメージが強いかもしれませんが、うなぎの寝床オリジナルのもんぺは細身のシルエット。
一見しただけではもんぺとは思わない、日常に使いやすいデザインになっています。
リピーターの方も、初めての方も、もんぺって。。という方も是非お運びいただき、色々な中からお気に入りを見つけてみてくださいね。


この展示に合わせて私たちは、九州の福岡県八女市へ研修旅行に行ってきました!
うなぎの寝床のもんぺ達に使われている反物、久留米絣はなんともう200年以上も続いている伝統工芸品。
そんなにも古くから伝わる技術が、今もなお人の手によって作られ続けていて、しかもこうやって使われ続けている(しかも日常使いが出来る)。
このことが何とも有難く、そして大変に貴重なことなのかと身をもって実感する濃密な時間となりました。

'久留米'絣と言うけれど、実際に現役で織っている織元さんは久留米市ではなく、周辺の八女・広川・筑後にあります。年々とその数は減っていて、最盛期には1500件ほどあった織元さんたちも2019年6月現在は16件に。現在も残っている織元さんは、昔ながらの伝統的な作り方にこだわりを持つところから、機械化されたところまで様々。どれが良いとか悪いとかではなく、これからの時代と、どうしていきたいかということにきちんと向き合って、どうにかしていっている所が根強く残っている印象を受けました。

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そして見せて頂いた作業は、そのすべてが想像をはるかに超えて原始的。え、なんでこのやり方が今日まで続いているの、、え、機械化といってるけどほぼ人がやってるじゃん、、え、え、え、って驚きの連続。「やり方を見直して変えていくのが面倒だったんじゃないですかね」って仰っていたけれど、それにしたって何とも辛抱強いことなのでしょう!(辛抱強さとは無縁な私にとっては本当に不思議でならなかった)

たくさんの方々の思いがこもって作られたからこそ味わえる優しい風合い、履き心地、使い込むほどに増していくふんわりとした触り心地の良さ。そして手に入れられる価格で身につけられる有難さ。履き心地や機能性、生地のデザインで良いなと思って頂きながらも、この展示を機に、ぜひぜひその裏側というか、そこに至るまでの過程にも少し思いを馳せてみてください。今まで(これから)の、うなぎの寝床のもんぺや久留米絣を見る目が変わるかもしれません。
私は今まで、絣とは先染め織物云々、というような文字的な解釈の方が強かったのですが、運良く少しばかり知れたことで見方が変わりました。と言うものの、見れば見る程ナゾは深まるばかりなのですが。作られているものの背景を知ったり、気にしてみたりすることは、それを大切にすることにも繋がるし、愛着だって深まります。せっかく使うのなら少しでも永く使いたいですもんね。

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長々と書いてしまいましたが、あんまり深く考えずに、まずは気軽にたくさん触って試着して、様々な生地たちの違いを楽しんでください◎
もんぺ展期間中は、いつもお店に並ばないシリーズもずらり!さて、どんな出会いがあるのでしょう。お待ちいたしております~(ス)

『うなぎの寝床 もんぺ展』場所:jokogumo
2019.07.12(金)〜07.16(火)
※日曜日・月曜日も営業いたします!
12:00~18:30