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名もなき家事で疲れない毎日のつくり方

名もなき家事で疲れない毎日のつくり方

宝島社から発売のムック「名もなき家事で疲れない毎日のつくり方」に、店主小池の自宅を「名もなき家事で疲れていない人のお家に行ってみた」というコーナーにてご紹介いただきました。「名もなき家事」ってネーミングした人、改めてすごいなぁと思っちゃいますね。ほんと、それ!と頷く人ばかりだと思う。結局暮らしって、そういう物事の集まりなんだもの。それを言うと仕事だってそうですけどね。

届いた本を読んで思ったのは、当たり前なんだけど、そんな毎日(疲れない)を作るのは自分次第ってこと。ハードルを上げようと思えばいくらでも上げられるし、それをこなそうと思ってつい頑張っちゃう。その頑張りが暮らしを楽しくしてくれるのであればいいのだけど(そういう人もいると思う)、そうじゃないとやっぱり疲れちゃいますよね。

今回「疲れていない人」ってことでご紹介いただいたのですが、たぶん私はハードルが低い。
子供を8時には寝かせているというママ友の話はすごいなぁと思うし、休みの日やみんなが寝たあとに常備菜を作っておくという人もすごい。あらゆる排水溝がいつもきれいな人、収支がしっかり管理できている人、みんなすごいなぁと思うけど、それを出来ない自分をダメだと思わない、というか(いや、思いますけど)、できる人がすごいのと、できない自分がダメなのは別っていうか、それは比べるものではないわけです。ハードルが低いというよりは、そもそものスタンスが違うのかもしれない。

そのことに気づいたのは、掲載にあたり「小池さんの得意な家事、苦手な家事はなんですか?」と尋ねられたときでした。うーん。
うーん。

ないんですよ、これが。得意なこともなければ、苦手なこともない。面倒に感じること感じないことというのはあるけど、それは得意不得意とも違うし。仕事となれば別だけど、日々の暮らしに得意不得意のカテゴリーはいらないのかも。気持ちよく暮らすために必要なことを、「自分なりに」やっていく。そのためのアップデートをする、と。これがなければいいのにな、あればいいのにな。をひとつひとつ。

目的は気持ちよく暮らすことだから、そのための手段が目的に変わってしまわないようにしたいですね。今週末は自宅で過ごす人も多いんじゃないかと思います。せっかくだから、何かひとつ、気になっていることを自分なりにクリアにする日にしても◎