店のこれから
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緊急事態宣言も解除され、世の中も少しずつ動き出しました。ただ、さっそくクラスターが発生したり、感染経路不明の患者が少なからずいるという状況で、解除とはいっても手放しで喜べるわけでもなく、きっとこういう感じで慎みながら過ごす、というのが日常化するのでしょう。これが日常になるのであるから、ある程度の覚悟とあきらめと許容が、正しい理解のもと必要になるのだと思います。
自分も他人も追い込まないよう、心が棘で覆われてしまわないように。
さて、店のこれからについて、です。店としては大きな出来事となるのですが、
jokogumoは、2011年に移転した現在の店舗から再移転することにいたしました。
場所は、2009年にはじめて構えた白銀公園脇の3坪スペース。現在「うえぐも」(坂のうえのちいさなjokogumo)と呼び、企画展や個展、ワークショップを開催するのに使っているところです。9年ぶりに戻ります。
これを決めるまでに、また決めてから、どんなことを考えたのか。いろいろと書きたいこともあるのだけれど、やっぱりどうしても時間が掛かりそうで。まずは簡潔にお知らせをしようと思いました。
もちろんコロナのことがなければこの決断は出来なかったのですが、「フットワークの軽さと柔軟さを得て、これからやれることを考えたい」というのが一番の理由です。それはjokogumoとしてということでもあるし、それも含めた自分の「暮らし」も含めて、でもあります。
誰もが様々に考えることとなったコロナ禍で、まず直感的に感じたのは「柔軟性の不可欠さ」でした。店を休んだり、開けたり、何かに力を入れたり、縮小したり。状況に応じて、柔軟に判断することが大切になってくるのだと思いました。
そしてゆっくりと、じわじわと実感してきたのは「自立することの必要性」でした。もちろん、人と助け合い、つながることも大切なんだけど、これがなければ、この人がいなければ困る。というのを出来るだけなくして、それぞれがまず自立する。その上で、助け合い、つながる。
柔軟性と自立。
このふたつがあれば、何があっても大丈夫。そして私はそこを目指しながら、自分にやれること、その可能性を広げていきたいなと思いました。だから、店のサイズは縮小するけど、jokogumoは縮小しませんというか、これからも「人」と「場」と「知る」こと、またそのきっかけづくりを大切に、いろいろな挑戦をしていきたいと思っています。
とはいえ、まだまだ未定なこともあり...移転までの営業は、様子を見ながら変更することもあるかもしれませんが、6月は以下の通りとし(曜日を固定しようかとも思ったのですが、〇曜日しか来れなくて...という方もいるかな、と敢えて不定期に。分かりにくくてすいません;)、おそらく7月20日頃までとなります。
※そのあとはフラスコにて久留米絣&もんぺの展示を予定しております。是非ご予定ください→7/24~29
【6月の営業日】
4日(木)・5日(金)6日・(土)
9日(火)・11日(木)・13日(土)
17日(水)・19日(金)・20日(土)
23日(火)・25日(木)・27日(土)
時間はこれまでの12:00~18:30→11:30~18:30 といたします。
また、ご来店の際は
〇マスクの着用
〇入店時のアルコール消毒(こちらで用意しています)
をお願いいたします。多分ないと思うけど、4名様以上になる場合は入店をお待ちいただくことにいたしますね(厳守ではなく、お時間のない方、買うものが決まってるなど、事情によってその都度それぞれが判断できると◎)。店も空気がこもらないよう、しっかり換気もします。お互いに出来ることを気を付けつつ、よいペースで営業が出来るといいなと思っています。
取り急ぎ、の報告となりますが、みなさま今後ともjokogumoを何卒よろしくお願いいたします。
またみなさまをお迎えでき、お会いできるのを心から楽しみにしています。そして、残りの白銀町店舗での時間をしっかり満喫したいです。
※公開の日付はこれを書き始めた日付としてそのまま残しています