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季節をたのしむ、歌こころカレンダーとちいさな花器

季節をたのしむ、歌こころカレンダーとちいさな花器

白井明大さんの旧暦のカレンダー「歌こころカレンダー」を店で扱うようになったのはいつだったんだろう。そう思って店のブログをさかのぼってみたら、2013年の分からでした。図らずも、ちょうど今年で10年です。

ちょっと珍しい短冊形。2月4日立春スタート。
自然の移ろいをもとにした『二十四節気七十二候』に白井さんの季節の詩が寄り添うカレンダーは、毎年そのファンを増やし、「このカレンダーがないと」とリピートしてくださる方、また贈りものにお選びくださる方も多くいらっしゃいます。

72に分けられた季節は、馴染みがないようで実はめくると「あぁ確かにそうだった」とその風景が今まさに身の回りにあったことに気付かせてくれる。
自分が見た景色とカレンダーの言葉が結びつくことで実感し、一気に自然は身近なものになってきます。


どこに住んでいても、どんなときも、自然は変わらずそこにある。

少しずつ少しずつ移ろいゆく季節を細やかに感じ取ることには、暮らしや心を豊かにしてくれるヒントが詰まっています。感性豊かに、自然を暮らしに。


季節を先取りした花でなく、道端や空き地で出会った草花をほんの少し。小さな花器にそっと生けるのが好きです。
春には黄色い花が咲き始め、緑が濃くなり、実をつけ、枯れていく。冬は枝に残る乾いた葉。可愛らしく咲く花だけでなく、どの風景にもぎゅっとその季節が詰まっています。

今回は歌こころカレンダーに合わせ、季節の草花をたのしむためのちいさな花器を、硝子・陶器・金属の作り手にお願いしました。数は多くありませんが、何気ない季節の草花との相性がよく、ちいさくとも暮らしを豊かにしてくれる存在感のあるものが並ぶ、贅沢な展示です。

会期中は2月4日スタートの「歌こころカレンダー 2023」もたくさん在庫をご用意しています。初めての方も、毎年買っているという方も是非この機会に。


- 季節をたのしむ、歌こころカレンダーとちいさな花器 -

【日時】
2023.1.20(金)-1.25(水)
12:00-18:30 ※1/23(月)は休み

【場所】
土脈 新宿区神楽坂6-16 2F

【作家】
硝子  石川昌浩・西山芳浩・能登朝奈
陶器 安達健・山野邉孝(都合により会期終了後の納品となります)
金属 竹俣勇壱・渡辺遼

【イベント】
白井明大さんのお話会 
2023年1月21日(土)17:30-19:00

「春隣り、初春、春
 旧暦のおはなし会」
参加費 3,850円(税込)

※詳細は別途記載のページをご参照ください

2023年最初の展示、どうぞよろしくお願いいたします。